記事→注目しているバイオベンチャーにブライトパスバイオがあります。
そのブライトパスが国立がん研究センターと組んで、新型コロナのワクチンを開発する、既に複数のペプチドワクチン候補を同定した、とのニュースが、本日飛び込んできました。
【発表のポイント】は・・・
〇 国立がん研究センターとブライトパスは、COVID-19 の原因ウイルスに対する細胞性免疫(T細胞)の誘導を特徴とするペプチドワクチン候補を同定した。
〇今回同定したペプチドで日本人に多い HLA 型が広くカバーされ、日本人での高い有効性が期待されます。
とのこと。
今年6月26日の株主総会に私も出席し、永井社長に「新型コロナはやらないのですか?」と質問したら、永井社長から「もしも新型コロナの次の大波が来たら、今の経営資源を無駄にせず、逸脱しない範囲で、新型コロナを手掛ける可能性はあります」との回答をいただきました。
あの時は「リップサービスかな~」と思いながら聞いていました。
でも、あの時すでにこの話は「現在進行形」だったのですね。大変失礼しました。
・既にペプチドワクチン候補を同定。
・日本人に多い HLA 型が広くカバー。
・国立がん研との共同研究。
資料もきめ細かく充実しており、中身のあるニュースリリースです。
国立がん研とブライトパスは、数年前から「完全個別化ネオアンチゲンワクチン」の共同研究を手掛けていて、がんワクチンの作製を目指していますが、今回の研究はこのがんワクチンの研究での経験・ノウハウを活用できますので、期待が持てます。
日本人に多い HLA 型を広くカバーするワクチンですので、純国産で安価で大量の作製を目指して、頑張ってほしいものです。
本日、ブライトパスからのニュースリリース➡
https://pdf.irpocket.com/C4594/bnNt/EDZk/YVHs.pdf