「バイオベンチャー通信」

創薬バイオベンチャーについての情報を発信していきます。なお、ブライトパスバイオ、モダリス、ステムリムについては個別ブログをご覧願います。

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記事009:ブライトパスづくめ の1日。

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この記事は、「ブライトパス・ストーリー」に昨日掲載した記事をもとに一部書き直してアップしました。重複がありますので、お含み置き願います。

記事→木曜日にこのブログでブライトパスのニュースリリースについて、解説しました。
そして、翌日を迎えて、場が開くのをワクワクして待ちました。
ところがです・・・

1、金曜日の値動き

ニュースリリースが出たのが、木曜日のお昼頃でした。その夜、各マスコミの報道をチェックしましたが、特段の報道はされていませんでした。翌朝の各紙にも掲載はなく、少し妙な印象を抱きました。

そして、朝の8時からの板を注目していると、320円前後で板は動いていましたが、成り行き買いが26万株、その時、成買いは8万株程でした。そい後、成売りがどんどん増えて、場が始まると始値は300円のスタートでした。一時は263円まで売られる場面もあり、「なんじゃ?」とも思いましたが、それも相場です。

ただ、ひとつ注目したいのは、第三者割当がかなり消化できたことです。出来高は、木曜日1800万株、金曜日は1500万株でした。この中で、木曜日は150万株の第三者割り当てが行使され、金曜日もそれなりに行使しているはずです。やはり、320円前後で信用買いのシコリがあるようですが、大相場を形成できる片鱗を垣間見た気もします。

2、「Brightpath通信」を読んで。

さて、場も締まったあと、ブライトパスのHPをチェックしたら、「Brightpath通信」が更新されていました。
読むと、テーマは「新型コロナウイルス・ワクチン」に関するものでした。
読み進むと、これが大変判り易く、かつ本質を突いた中身の濃いもので大変参考になりました。抗体誘導の先行プレーヤーとの違いや、T細胞誘導の意義・可能性について、平易で判り易い説明で、図表も秀逸です。
キーワードは色々出てきましたが、
・T細胞(細胞性免疫)反応が重要な鍵を握っているかもしれないということを示唆する、エビデンスとなるデータを伴う報告が増えてきました。
・中和抗体は、キラーT細胞が出てくるまでの「つなぎ」です。
・T細胞誘導を特徴とする予防ワクチンは、・・・迅速にウイルス感染細胞を排除するキラーT細胞が最初から登場するようにするものと言えます。
そして、いくつかの論文を引き合いに出して、T細胞方式の利点を力説しています。
これを読んで、私は「やっぱり、いいよな~」と再度得心した次第です。

大手各マスコミが微動だにしないのは、やや不満が残っていますが、それはブラパスファンの独りよがりでしょう。
ただ、この「Brightpath通信」のような内容が、じわじわと各マスコミに浸透していけば、そしてこのT細胞方式がホンモノであれば、世間から注目され、メディアも取り上げないわけにはいかないと思います。

後ろから追いかける後発ランナーですが、約20年間T細胞を誘導するペプチドワクチンを研究してきた経験、ITKー1で第三相を完遂した経験は、大きな目で見れば先行ランナーです。
同手法(T細胞方式)では、NECオンコイミュニティ(昨年7月にNECが買収)とNEC欧州研究所のチームが先行していますが、同定まではお手の物ですが、その先の非臨床試験や治験などの経験では、ブラパス+がん研チームも負けていません。がん研の国内ネットワークも活用できます。

「今日はストップ高か!」とひそかに妄想したことを反省し、もう一度「Brightpath通信」を拝読したいと思います。

金曜日リリースの「Brightpath通信」➡
[https://www.brightpathbio.com/press/index.

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