「バイオベンチャー通信」

創薬バイオベンチャーについての情報を発信していきます。なお、ブライトパスバイオ、モダリス、ステムリムについては個別ブログをご覧願います。

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記事024:モダリスの戻りにマーケットの妙を見る。「戻るストップ安」と「戻らないストップ安」。

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記事➡️12月17日のこのブログで、モダリスのストップ安を取り上げ、記事の最後に

「いずれにしても、さほど深刻な話ではないことに気付いたマーケットが、買い戻しに動くのではないか、と推察します(私見)。」

と書きましたが、それがほぼ現実となり、ホッとしています。まだ、本日場中で、利確による下げもあると思いますが、ストップ安はほぼ穴埋めされました。
やはり、12月17日のモダリスのストップ安は「戻るストップ安」でした。

今日の大発会は全面安で始まりましたが、このこともモダリスには幸いしました。
今日のマーケットの流動資金の行き場所のひとつとして、モダリスが選択されたのではないかと思われます。

12月17日のブログに、

「その(ストップ安の)原因は12月15日にリリースされた業績予測の下方修正でした。
何か良からぬネガティブなアクシデントか?どれかパイプランで治験(研究)が中止されたのか?と思いながら読み進めました。
私見ですが、あまり深刻な話ではないなと思いました。
要するに、「パイプラインのライセンスアウトの時期ずれ」です。
こんなことは、バイオベンチャーでは日常茶飯事です。
ただ、マーケットは敏感に反応しましたというより、「業績予測の大幅下方修正」という表面的な現象をとらえて過剰反応したように思います。」

とコメントしましたが、このことに気付いていた投資家も多かったはずですが、他にも有望な投資先がある状況では、すぐには資金は戻りません。
ただ、何かきっかけがあれば反発して戻るエネルギーは蓄積されていました。これが「戻るストップ安」です。

一方、 パイプラインの失敗・中止などは「戻らないストップ安」です。これは、新たな強力なポジティブIRが出るまでは、株価は戻りません。

モダリスは、このあとライセンスアウトの IRが複数出てくる可能性があり(以下添付資料ご参照)、昨年の最高値を窺う場面も訪れると思われます(私見)。

新たなパイプライン➡️[https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS04819/58251fcf/8e29/

ただ、何が起こるか判らないのが、バイオベンチャーですので、個人投資家としては、常にアンテナを高く張っておくことが寛容です。
ご参考➡️
記事022:モダリスの株価について - 「バイオベンチャー通信」

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