「バイオベンチャー通信」

創薬バイオベンチャーについての情報を発信していきます。なお、ブライトパスバイオ、モダリス、ステムリムについては個別ブログをご覧願います。

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記事011:本日、創薬ベンチャー「モダリス」がマザーズに上場。

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記事→本日、東証マザーズにモダリスが上場しました。
公募価格は1200円でした。ただ今午後1時を過ぎましたが、買い気配のままで初値はなかなか値が付きません(午後3時に追記、結局終値は2230円)。

モダリスがマーケットから好感を持って受け入れられたのは・・・
①バイオベンチャーにしては珍しい、既に黒字の会社であること。
②アステラス、エーザイなど、メガファーマーとの契約を既に結んでおり、当面の収益が見込めること。
③モダリスの取り組んでいる課題は、遺伝子治療の最先端技術で斬新性があり、また希少疾患マーケットはライバルも少ないこと。
④米国の研究所は充実して稼働しており、今後も安定した研究体制を維持できること。
などが、背景にあると思われます。

ただ、その反面、モダリスは「CRISPR-GNDM」という「切らない遺伝子治療」の一歩足打法で、ほぼこれに頼り切っている企業ですので、これがおかしくなると一挙に形勢は逆転します。遺伝子治療の分野はまだまだ未知の領域ですので、何が起こるか分かりません。
この点は、投資家は十分に留意しておく必要があります。具体的には、遺伝子治療の最先端のニュースをアンテナを高く張って注意深く収集することが肝要です。
また、新型コロナの影響で、これまで順調だった米国の研究体制に歪みが生じることも考えられます。

後場に入りましたがまだ値が付きませんので、今日は値が付かずにストップ高で終わるかもしれません(15時追記:終値2230円)。

モダリスの上場によって、マーケットの注目がマザーズのバイオベンチャーに向いてくれると、マザーズにも好影響となります。
今後のモダリスの動向に注目したいと思います。

モダリスの概要をまとめた記事はコチラです➡
記事001:モダリス、どんな会社? - モダリス・ストーリー

以上。

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