記事➡️昨日、モダリスの株価がストップ安となりました。
結論から申し上げますと、バイオベンチャーはなかなかマーケットからは理解されていない、ということです。
その原因は12月15日にリリースされた業績予測の下方修正でした。
何か良からぬネガティブなアクシデントか?どれかパイプランで治験(研究)が中止されたのか?と思いながら読み進めました。
私見ですが、あまり深刻な話ではないなと思いました。
要するに、「パイプラインのライセンスアウトの時期ずれ」です。
こんなことは、バイオベンチャーでは日常茶飯事です。
ただ、マーケットは敏感に反応しました。
というより、「業績予測の大幅下方修正」という表面的な現象をとらえて過剰反応したように思います。
モダリスの森田社長も、そこは心得ていて、①新たなパイプラインのリリース②バイオベンチャーの収益構造(ライセンスアウトの収益について)についてQ&Aを同時にリリースして、ポジティブなアナウンスを抱き合わせて発信しました。
しかし、残念ながら株価は下落しました。
モダリスにも落ち度はありました。もともと、業績予測にライセンスアウトの収益を盛り込むことの是非です。
業績予測は押さえ目にリリースして、当期にライセンスアウトが叶えばサプライズニュースを出せば、その方がマーケットには受け入れられるのだと思います。
マーケットは、そんなに深くはバイオベンチャーのことを理解していないのです。
このことをバイオベンチャーは肝に銘じるべきです。
いずれにしても、さほど深刻な話ではないことに気付いたマーケットが、買い戻しに動くのではないか、と推察します(私見)。